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COLUMN

自活と自立について

最近、働き方の多様性についての記事を目にすることが増えました。

自分自身その事柄に深い興味があるのでしょう。

私の周りには実に面白い生き方をしている友人がいます。

・高校をほぼ出席せず、スピリチュアルカウンセラーとして、また指圧の専門学校を経てあん摩マッサージ師になる友人

・サラリーマンをしながら世界一周を達成した友人

・過労による体調不良をきっかけに体に向き合いヨガのインストラクター、モデルをする友人

彼らの共通点は、精神的に自立している点・自分にとことん向き合っている点だと思います。

要するに自分で自分の責任を取れる覚悟のある方々なのだと思うのです。

日々少しづつアップデートされる彼らは感度が高く、SNSからでも、話すだけでも刺激をもらえます。

さて、表題にあるこの言葉の違いを調べてみました。

【自活:人の援助を受けないで、自分の力で生活すること】

【自立:他への従属から離れて独り立ちすること/他の支配や援助を受けずに、存在すること】

実は私はこの言葉を識別できずに生きていました。

大学卒業後たった1年で脱サラし、この業界で頑張ろうと思った当初、

いかにサラリーマンをやっている友人と渡り合える財力、社会的立場に立てるか

いかに胸を張って一人で生きていけてると親にアピールできるのか

と、今考えると「自活」を目指して奔走していた時期がありました。

それが「自立」なんだとすら思っていました。

私は日本の一般的な社会の目への従属から離れていなかったのですね〜。笑

自活を目指していた当時は、「仕事一番人間」で、何かチャンスがあればと常にギラギラと生きていました。

自分の心の声をないがしろにして、友人関係も疎かにして、幼い頃の私が決めた夢を必死に守ろうとしていました。

そして今考えると体調もずっと本調子ではなく、「悪くない状態が普通」でした。

自分のそういう内面も全部包み隠さず話せる友人に出会った時、その状態は本当に良くない、ということに気付かされ、

自分は一体何者で、何になりたいんだ!?と自然に考えるようになりました。

こうして、今は本当の意味での「自立」をしています。

自立した私は、海外で新しいチャレンジをさせてもらい、心身ともに健康な状態が続いています。

以前書きましたが、とにかく日本の教育は「自分と向き合う時間」が少ないように思います。

勉強を頑張って、良い大学に入って、良い会社に入って、すぐ結婚しなきゃで。。

何のために、なぜそれがしたいのか、考える時間を自分で見つけなければいけません。

フランスでは日本のセンター入試にあたる項目に「哲学」があるそうです。

穴埋め問題形式ではなく、なぜそう考えるのか説明しなくてはならない。

日々、自分はどう生きたいのか、自分の意見がしっかりないと書けないですよね。

日本は所属・カテゴリ分けが好きで、調和を大事にする国民性だと思いますが(もちろん良い面もあると思っています)

例えば女性なら、

結婚をして名字が変わり家庭に入っても、あなたという人格は絶対に失われないものであるし

男性ばりに働いて、身体を壊してまでも仕事を頑張る必要もないと思うのです。

私がちょっと窮屈に感じる日本を出て気づいたことは、

「窮屈と感じているその状況は、実は自分自身が作っている」

ということでした。

日本/海外でも、会社員/フリーランスでも、そういう分け方は実は関係なくて、

自分がどこにいても、何をしていても、その取り巻く状況は自分自身が築き上げているんですよね。

言い方を変えると「自分自身で心地良い環境を作ることができる」のだと思います。

それなら、自分心の声と仲良くなって、自分らしく生きていきていきたいですよね!

ちょっと生きづらい方が、何か少しでも感じて下さることがあれば嬉しいです☆

Mai

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